「小説が壊れることを期待した」 芥川賞の安堂ホセさん一問一答(産経新聞) – Yahoo!ニュース

『DTOPIA』で第172回芥川賞を受賞した安堂ホセさん(30)が15日夜、東京都内で記者会見に臨み、受賞の喜びを語った。主な一問一答は以下の通り。 --受賞された今の気持ちは 「うれしいです」 --「最も過剰かつテーマがてんこ盛り」という選評。この作品で目指した小説としての完成度とは何か 「1個のテーマで小説に対しての完成度とか、純文学だとよくあるんですけど、『それもうなんか良くない?』みたいな気持ちがあって。完成度とかは、いったん無視して書きたいというのが今回の挑戦だと思います」 --過去の作品よりも時間、空間的に広がりがあった。小説の可能性がどういうふうに広がったか 「わりとリアルタイムで起こったこととかを小説に入れる形を初めてとったんですけど、意外と何入れても小説って壊れないな、みたいな」 --発表作がすべて芥川賞にノミネートされての受賞。どう思うか 「(芥川賞は)文学を盛り上げるためにやっていると思うんですけど、自分の小説がその役に立てるならと思って原稿を渡していたので、もしこの作品で役に立てたならうれしいなって感じです」 --以前「文学というものを自分は期待されていない」という話もあったが 「文学じゃなくて文体。文体を期待されがちな人と、そもそも期待されない人がいて、(自分は)期待されていない人という話ですよね。まあ選評を読んでみます」 --選考委員が「まるでピストルを乱射しているみたいだ」と表現。どう思うか 「なんか物騒な小説ですね(笑)」 --今日はどのように待っていた 「皇居の前の広場で待っていて、その後、(会場の)下のタリーズに行って、バーに移ったところで連絡がありました」 --それは一人で? 「はい」 --編集者や知人と待つ方もいるが 「何回か候補にしていただいて、最初の頃は編集の人と待ってたんですけど、だんだん申し訳なくなってきて。結果が出たら集合みたいな感じです」 --受賞を伝えた方は

産経新聞

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